分かりにくいOffice2016の選び方!お得な買い方を徹底解説!
2018/10/07
Office2013がマイクロソフトからの出荷が終了し、 “どこででもOffice2013を手に入れられる” という状況ではなくなりました。
つまり今後、Officeが欲しいと考えたとき、2016しか入手ができなくなります。
今まで、Officeが代替わりしたところでそれほど困ることは無かったのですが、今回は違います。
入手方法が今までと全く違うのです。
しかも、メチャクチャややこしいんです。
ここを、今回はハッキリさせます。
また、最後のまとめにOffice2016をインストールするにあたり重要な注意点を書いてありますので、最後までじっくりと読み進めてください。
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Office2013と、2016の違い
ここでは機能的な面のお話ではありません。
理解をしやすくするために、Office2013の場合と比較しながらお話します。
Office2013を買いたいときは大きく分けて4つの方法がありました。
①初めからインストール済みのプレインストールPCを購入
②量販店や取扱店で必要な数だけパッケージを購入
③オープンライセンス等で購入(これは主に法人ですね)
④Office365を契約
これは、Office2016になっても同じです。
ただ、「考え方」 や 「買える場所」 が変わりました。
次から、一つ一つ詳しく掘り下げていきます。
プレインストールPCのOffice2016に関して
色々とOffice2016になって変わったことがありますが、このプレインストール版が一番変わったかもしれません。
Office2016には幾つかのグレードがあり、同梱ソフトが異なります。
①Office Personal
②Office Home & Business
③Office Professional
主に、この3種類です。
しかし、インストールされているOfficeの名前を見てみると・・
「Office Personal PremiumプラスOffice365サービス」だったり、「Office Home & Business PremiumプラスOffice365サービス」などと書かれています。
後ろに何やら分かりにくい言葉が付いていますよね。
ここがプレインストール版の大きく変わった点です。
『Office365サービス』 は後述しますので横に置いて、”Premium” って何?・・ってところから説明。
これは、「そのパソコンを使っている限りは、最新バージョンのOfficeが使い続けられます」 という考え方がされる種類。
なお、バージョンアップせずに利用し続けることも可能ですが、一定期間経過後に自動的にバージョンアップされる仕組みになる計画もあるとのこと。
つまり 「いや、最新バージョンになんて逆に上げたくないし!」 って思ってても無理なのです。
まとめます。
Officeがプレインストールされたパソコンを購入すると、そのパソコンを使っている間は常に最新バージョンのOfficeを強制的に使うようになります使えます。
パッケージ版のOffice2016購入に関して
他のシステムやプログラムの関係で、Officeが最新バージョンになってしまうのは絶対にダメ!・・という人の買い方の一つに※パッケージ購入があります。
※ライセンスとソフトが別梱なので厳密に言うと ”パッケージ” ではありませんが、理解しやすくするためにココでは ”パッケージ” と呼びます。
パッケージの購入は、家電量販店やAmazonなどの通販、およびコンビニとかでのPOSAカードにて購入できます。
逆に、Office2013まではパッケージを扱えていたMicroSoftのパートナー会社などからの購入も出来ません。
法人でも仕事でパッケージを購入する場合は、上記からしか購入出来ませんので注意してください。
それぞれの価格は以下のようになっています。
①Office Personal (32,184円)
②Office Home & Business (37,584円)
③Office Professional (64,584円)
また、パッケージはプレインストール版とは異なりパソコン固体へのライセンス紐付けはありませんので、そのパソコンが故障した際に次のパソコンへもインストール可能です。
ちなみに、このパッケージ版を1つ購入すると2台にまでインストールできます。
ここで、大きな勘違いがたびたび発生するのですが、「1人が使うパソコン2台」 にインストール可能なのです。
例1)Aさんの会社パソコンにインストール、Aさんの家のパソコンにもインストール。
これは○です。
例2)Aさんの会社パソコンにインストール、隣の席のBさんのパソコンにインストール。
これは×です。
グレーゾーンではありません。 完全にクロです。
ライセンス違反は、バレなきゃ大丈夫・・ではなく、法律違反です。 と言うかバレます。
このネット社会でインターネットに接続している以上、認証絡みで何らかの通信が実行されていても不思議ではありません。
危ない橋を渡っても得なことは何も無いですよ。。。
オープンライセンスの購入に関して
これは、ほとんど法人の場合の購入方法のことなので、家で使うOfficeのことで調べている人は読み飛ばして下へ行ってください。
Officeに限らず、Microsoftの商品はライセンスで購入することができます。
このライセンスのことを 「ボリュームライセンス」 というのですが、その中の一つである 「オープンライセンス」 に関してここではお話します。
オープン以外の他のライセンスに関しては、かなりややこしくなるのでまた別の機会にお話します。
オープンライセンスは、先ほどパッケージを販売できないと挙げたMicroSoftのパートナー会社や、取扱店から購入できます。
あなたの会社に出入りしている業者さんに 「Office2016ライセンスをオープンライセンスで買いたい」 と伝えれば通じます。
納品物は何もありません。
有っても、メールか紙1枚だけです。
VLSCと呼ばれるサイトにログオンし、ライセンスキーの確認やソフトウェアのダウンロードをすることになります。
注意点として、新規購入(前回購入から2年以降も含む)の場合は、最小購入ライセンス数が ”3” であることです。
Officeを3ライセンスという意味ではなく、何でも良いのですが、とにかくゴチャ混ぜ合計3ライセンスの購入が必須となります。
あと、パッケージが1人のパソコン限定で2台までインストールできることに対し、Office2016ライセンスは3台まで可能です。
こちらも、「1人が使うパソコン」 の3台です。
また、パッケージ版と同じで、パソコン固体へのライセンス紐付けはありませんので、そのパソコンが故障した際に次のパソコンへもインストール可能です。
Office365での購入に関して
元々、Office365はスケジュールやメールなど、グループウェアの商品として発売されていました。
そこから、プラン名や中身がちょこちょこ変わったり追加されたりで、いわゆるOfficeも 「Office365」 の1つのメニュー体系となったのです。
グループウェア機能は不要としてOffice2016を使いたいだけならば、「Office365 Solo」 または 「Office365 Business」 のプランになります。
ともに、Microsoftストアからの直販、Amazonや家電量販店にて購入できます。
MicroSoftのパートナー会社からも購入できますので、会社で使いたい場合は、こちらも出入りしている業者さんに 「Office365を買いたい」 と伝えれば通じます。
Office365の購入形態
このOffice365は買い切り型の商品ではなく課金更新型の商品です。
つまり、月単位か年単位の契約をし、その契約期間が終了すると更新しなければ使えなくなるという形式です。
購入する所によっては、年契約しか出来ない場合もありますので、よく確認をして下さい。
Office365を無料で使う方法
大手商社の大塚商会のサービスですが、ここからならば月契約ができ、無料電話サポートもついています。
また、30日間の無償トライアルもついていいるので 「Office365って実用的に使えるサービスなのか?」 ってお試し感覚で使ってみるのも良いですよ。
会社で使う場合も、業者さんによっては月単位では販売できない業者さんもありますので確認が必要。
「Office365 Solo」 と 「Office365 Business」 の詳細
「Office365 Solo」 、 「Office365 Business」 は使えるOfficeの内容が異なります。
①Office365 Solo(1ヶ月契約:1,274円 、 年間契約:12,744円)
★OneDriveは1TBのクラウドストレージが利用できます。
★Skypeは毎月60分間分のSkypeクレジットが利用できます。
②Office365 Business(1ヶ月契約:1,090円 、 年間契約:10,800円)
★OneDriveは1TBのクラウドストレージが利用できます。
それぞれを年か月かで契約し、専用サイトからダウンロードしてソフトをインストールする形となります。
Office365 Soloは、PC 2台、iPad、Android、Windows などのタブレット 2台、スマートフォン 2台まで。
Office365 Businessは、PC 5台、iPad、Android、Windows などのタブレット 5台、スマートフォン 5台までインストール可能。
この、2台/5台の考え方はパッケージやオープンライセンスと同じです。
あくまで 「1人が利用する端末」 という数え方です。
Office365を選択する上での注意点
この 「Office365」 も、プレインストール版の 「Office○○Premium」 と同じで、常に最新バージョンのOfficeを強制的に使うようになります使えます。
なので、他のソフトの絡みで最新バージョンはダメ!という人は、この 「Office365」 を利用することができないとお考え下さい。
プレインストール版の 「プラスOffice365サービス」 に関して
これは、Solo でも Business でもありません。
– オンラインストレージOneDrive 1テラバイト
– マルチデバイスでのOffice製品利用(iPhone、Android、iPad)
– Skype 月間60分無料通話
– 無償サポート「Office テクニカル サポート」提供
これらを1年間だけ利用することが出来ます。
気に入れば、5,800円で更新契約をしていくという形になります。
Office2016、Office2013、Office365選び方のまとめ!
かなり、ややこしくなったOffice2016の選び方ですが、いかがだったでしょうか。
■選定基準は金額だけではない
①最新バージョンのOfficeを使わなくちゃいけない状態となっても他に影響はないか?
影響あるならば、パッケージの購入。
法人ならば、オープンライセンスでの購入。
次にお金のお話で、
②買い切り型にするか、初期費用が楽な更新型にするか
買い切り型なら、プレインストール、パッケージまたはオープンライセンス。
更新型なら、Office365.
最後に、
③必要な同梱ソフトウェアを考え、グレードの決定
分かりやすい言い方をすると、まずはPowerPointが必要かどうかでグレード選定してはいかがでしょうか?
■Office2016をインストールするにあたり、2つの大きな注意点
まず1つ目で、パソコンの動作環境ですが、Windows Vistaにはインストールできません。
Windows7以降の環境にインストールしてください。
2つ目は、Office2016製品と、Office2013製品は、同一パソコンの中で共存することが出来ません。
例を挙げます。
Office2013 Personal がインストールされているパソコンで、PowerPoint が必要となった場合は PowerPoint 2016 を単体でパッケージ購入すると思います。
その PowerPoint 2016 をインストールする過程で、初めからインストールされている Office2013 Personal をアンインストールが必要な事を伝える画面になります。
つまり、そのまま PowerPoint 2016 のインストールを続けると、Office2013でのExcelやWordを失うことになります。
Office2013 をお使いの方は、Office2016単体製品のみが欲しい場合でも、Office2016丸ごとが必要であることを覚えておいて下さい。
※オープンライセンスで購入されたOffice2013 と 2016 では、この問題は発生しません。
■最終的なオススメな買い方
ここまで読まれていかがでしたか?
今までOfficeはパソコンの中に付いてくる物としてしか考えていなかったと思います。
しかし、プレインストールされてくるOffice2016も最新版「しか」使えないという難点。
Office365も同じく 「最新版問題」 が・・。
法人はオープンライセンスを選択という手もありますが・・。
「色んなしがらみのある、Office2016やOffice365はチョット・・・」 という方はかなり多いと思います。
Office2013は、Windows 10も動作可能要件に含まれています。
・・となると、Office2013も一つの手段かと考えます。
しかし、マイクロソフトからの出荷は終了しています。
冒頭にお話しましたが、在庫限りの販売となっていますので 次の新しいパソコンを買う時まで残っているとは思えません。
在庫が有るうちにOffice2013を買っておいて下さいね。
そして、パソコンはOffice無しモデルを選んでくださいね。
パッケージ版で 「Home & Business」 なので、PowerPointも使えて、
2台のパソコンへ利用可!
これはお得です。 PowerPoint必要な方は今のうちに買っておいてくださいね。
それでも分かりにくいOffice365とOffice2016の違いを、比較しながら分かりやすくまとめてみました。
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不具合はこの際、直してお帰りくださいませ。