Office365と、普通のOfficeの違いをまとめてみました!
2018/10/11
以前、Office2016の選び方をまとめた記事を書いたところ、すごいアクセス数を長期間頂いております。
「分かりにくいOffice2016の選び方!お得な買い方を徹底解説!」
そこでもOffice365に触れておりますが、依然をもって分かりにくいサービスには変わりありません。
逆に今回は、Office365へ焦点を当ててまとめてみました。
さぁそれでは行ってみましょう!
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Office365 にはいくつもの種類がある
まず、これが一番分かりにくい。
家庭用と、一般法人向けで完全に分かれていると解釈してもOKです。
家庭用は ”Office365 Solo” というサービス。
コチラに関しては、別記事で分かりやすくまとめています。
「Office365 Soloのインストール台数制限が無制限に!」
今回は、一般法人向けのサービスをメインにまとめます。
法人向けOffice365は、7種類のサービスプランとそれぞれの単体商品(サービス)から構成されます。
サービスプランは、この7種類。
・Office 365 Business
・Office 365 Business Premium
・Office 365 Business Essentials
・Office 365 ProPlus
・Office 365 Enterprise E1
・Office 365 Enterprise E3
・Office 365 Enterprise E5
これらプラン間の違いに関しては、別のページで詳しく紹介していきますね。
Office365と、普通のOfficeの違い
タイトルにもなっていますが、Office365と、Office2016などの普通のOfficeとは色々な違いがあります。
その違いを様々な視点から見ていきましょう。
支払い形態の違い
正直、これが一番違うところですね。
ご存知、Office2016など普通のOfficeは、いわゆる 「買い切り型」 。
対してOffice365は、月払いまたは年払いの 「期間払い型」 。
最近の言葉で言うと、サブスクリプションタイプ。
上の項でお話した7つのプランで、金額がそれぞれ異なってきます。
しかしプランにより購入方法が変わってきたり、限定されるということはございません。
商品 (納品) 形態の違い
パッケージと呼ばれる 「DVDが入った箱物商品」 はOffice2016から完全廃止されております。
代わって今は、POSA版と呼ばれるプロダクトキーが書かれた紙だけ入っているカードのようなものとなっています。
※後述の 「ボリュームライセンス」 に対して、このPOSA版を ”パッケージ” と呼ぶことも多々あります。
また、ボリュームライセンスという形態でOffice2016を購入することができます。
こちらもDVDなど無く、ライセンス認証番号がメールなどで届くだけ。
Office365もDVDなどなく、納品物としてはメールだけですね。
つまり、ファイル形式や、インストール手法に違いこそあれWebから 「ダウンロード」 してインストールするという形態は共通です。
導入(購入)する方法の違い
実はあまり知られていないかもしれませんが、ここも違うんです。
Office2016などの普通のOfficeって、どこでも購入できると思いますか?
今、皆さんの会社に出入りしている業者さんからは購入できないかもしれません。
実は、POSA版は家電量販店・通販でしか販売されていません。
※先日、コンビニで楽天カードなどと並んで、POSAカード販売しているのは目撃しました。
しかしボリュームライセンスを扱える業者さんならば、Office2016など普通のOfficeをライセンスで購入できますので聞いてみてください。
※ボリュームライセンスは最低購入本数が 「3」 からという条件があります。
Office365の購入・・・これもチョイとややこしいんです。
上の ”支払い形態の違い” の項でお話しましたが、月払いと年払いが可能と。
しかし、「月払い」 で提供できる業者さんは決められています。
・マイクロソフトストアの直販
・マイクロソフト契約パートナー(CSP)
つまり、月払いを希望しても普段入られている業者さんがCSPじゃなければ、直販か年払いのみの選択肢。
また直販はクレジットカード決済のみ。
で、年払いは、ボリュームライセンスで 「Office365の1年払い」 を購入することになります。
※Office365だけは、最低購入本数 「3」 が適用外です。
Office365導入の注意点
ここまでOffice365と、office2016など普通のOfficeとの違いをお話してきました。
しかしOffice365を検討する際に、大事な注意点が3点ほどあります。
① プランのアップグレードやダウングレードはできない
上で、7つのプランがあるとお話しました。
契約していたプランから別のプランにしたい場合は、新たに使いたいプランを契約して、再割り当てが必要。
元のプランは解除するか、別のユーザーへの割り当てとなります。
② CSPの変更は難しい
例を挙げます。
月払いで、かつ請求書の締め支払いを希望するため、CSPであるA社と契約。
しかし諸事情により、最近出入りしていてCSPでもあるB社と契約を結び直したい。
これは、基本、無理かもしれません。 ハードルの高い条件付で受けてもらえるCSPもあると聞きますが。
(ex. 100本以上の移行に限る。 2年間はライセンス削減しない。 ・・etc)
もちろん、上の例のA社がマイクロソフトで、B社がCSPだとしても同じです。
Office365と、普通のOfficeの違いのまとめ
ここまで、Office2016の形態を ”普通のOffice” と、ずっと呼んできました。
しかし、2018年後半にリリースされると言われている、Office2019のサポート期間を短縮すると発表されています。
また、ボリュームライセンスの最低購入本数の制限からもOffice365は免除されています。
これらからも、マイクロソフトは、Office製品においては ”Office365” を軸として考えているなと読取れるのではないでしょうか。
いろいろとややこしいOffice事情ですが、あなたの会社に合うサービスを選んでくださいね。
長くなりましたが、今日はここまで!