Windows10「安全な取り外し」必須! USB引抜きはデータ破損リスク増大
2018/09/09
※8月15日に追記しました。
USBメモリを筆頭に、USB機器をパソコンへ接続して取り外すという行為は日常茶飯事かと思います。
取り外すときは、右下のタスクバーから安全な取り外し作業を行うことで、機械の故障やデータ消失を防いできました。
また、その「安全な取り外し」作業をしていない人も居たでしょう。
そんな人はWindows10が絡むときは注意が必要です。
今日はそこを詳しく見ていきます。
さぁそれでは行ってみましょう!
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Windows10でUSBを引っこ抜くリスク
今後職場にもWindows10が増えていき、Windows7との混在環境が予想される。
そんな中でデータ交換する際、一番カンタンな方法はメールでも共有フォルダでもなく、USBメモリでの受け渡しかと思います。
そのとき、「安全な取り外し作業をしていないと、USBメモリ内のデータが読めなくなる」 というリスクがあります。
このサイトでは危険性を変に煽るつもりはありませんので、上のリスクが発生しやすくなる条件を列記します。
以下の2つを満たしていると、データが破損する確率が上がります。
① NTFSでフォーマットをして利用する。
② Windows10 と Windows7 間で 「安全な取り外し」 をせずにメモリを引っこ抜いて受け渡し。
つまり、市販のUSBメモリを買ったままの状態でフォーマットせずに使っていれば、破損する可能性も下がります。
※FAT32形式で販売していたものが市場では殆どだった記憶からのコメントです。 違っていればコメント下さい。。
自分のUSBメモリはNTFSになっているのか?
上の項で、NTFSだの、FAT32だの、ややこしい単語が出てきました。
言葉の意味は置いといて、自分のメモリのフォーマット形式を見ておきましょう。
① デスクトップ上の 「PC」 をダブルクリックします。
② USBメモリのドライブを右クリック > 「プロパティ」 をクリックします。
ここで、もしNTFSにフォーマットされたUSBメモリならば気を付けた方がいいかも。
データ破損してしまうメカニズム
なぜ、NTFSだとデータを壊してしまう可能性があるのか?
難しい言い方はやめて、カンタンに説明しますね。
Windows10 と Windows7 ではNTFSのバージョンが違うと思っておいてください。
通常、Windows10で 「安全な取り外し」 の作業を行うと、その作業の折にWindows7でも解読できる古いバージョンに自動変換されています。
それを引っこ抜いてしまうと、自動変換がされません。
その状態でWindows7にUSBメモリを挿入すると、バージョン違いでデータが読めません。
ここで、誤解してはいけないのですが、「2つとも条件が揃えば100%データが壊れる」 わけではありません。
”確率が上がる” という事です。
実際、私は10回の検証を行いデータが飛んだのは1回のみです。
この確率は高いのか低いのか・・・
いずれにしても、一番安全なのは、やはり 「安全な取り外し」 をしてUSBメモリを扱うことですね。
Windows10において安全な取り外しをしないことによるリスクのまとめ
私自身は、今回のような検証以外で絶対に引っこ抜くようなことはしていません。
正直、データが無くなるリスクよりもUSBメモリが壊れてしまうような気がして・・。
皆さんも、接続しているのがお手軽なUSBメモリではなく、1万円程度の外付けハードディスクならば乱暴に引っこ抜いたりはしないでしょう。
金額によるものではありませんが、正規の段取りがあるのですから守ることにより、PCも故障確率が下がるものではないかと考えています。
とは言え、Windows10になり「安全な取り外し」のアイコンがタスクバーの常時表示から消えてしまっています。
だから、やりたくても出来ない方が増えているのかも。
別の機会で、Windows10のタスクバーに表示させる方法をお話します。
※8月15日追記
本件に関して新たな情報も入り、色々と精査もできました。
★ 【噂の真相】Windows10のUSB取り外しでデータが壊れる件のまとめ
併せて読みたいWindows10トラブルの解決集
色んなトラブル解決手法や設定方法をまとめています。
この際せっかくなので、不具合あるなら直してお帰り下さいませ。