Windows10へのアップグレードが「辞退」で簡単にキャンセル可能に!
2018/09/24
強引なアップグレード手法からも、ようやく開放される時がきたようです。
7月1日、Windows10への無償アップグレードの通知画面に 「無償アップグレードを辞退する」 という選択肢が増えました。
スポンサーリンク
新しい通知画面は単純明快
米Microsoftが、Windows10への無償アップグレードへのプロセスを改善する旨のコメントを発表しました。
分かりやすい選択肢ですよね。
「無償アップグレードを辞退する」 を選択すれば、Windows10無償アップグレードがキャンセルされ、今後の通知は表示されなくなります。
また、今まで右上の 「×」 をクリックして画面を消すと、アップグレード予約を承認したことになっていましたが、今回の表示ではウィンドウは閉じられますがスケジュールはされません。
「今すぐアップグレード」、 「日時を指定」、 「無償アップグレードを辞退する」 のいづれかを選択しないかぎり、定期的にこの通知画面が出ることになりました。
今回は、たしかに発表どおり 「改善」 です。
そこで、「無償アップグレードを辞退する」 を選択した後の画面はこれです。
今回のアップグレード予約に参加しないならば、 「無償アップグレードを辞退する」 をクリックすれば画面は閉じられます。
「辞退する」 選択ができるようになった背景
もともと無料アップグレードが終了する7月から、そういう通知画面へと変更する予定だったのでしょうか?
こればかりは、推測でしかありませんが、その予定は無かったのではないかと。
日本ばかりではなく、当然、本丸のアメリカでも今回の強引な手法は非難ごうごうでした。
ずっと矢面に立っていたわけですから、もし予定されていたものならば 「ただいま、手法の改善・変更を検討中です」 なる声明を出してたことでしょう。
それすら無かったわけですから、あらかじめ予定されていたものではないと思います。
やはり、例の訴訟問題が引き金かと。
「Windows10への意図しない更新で仕事用PCが使えなくなり、仕事に支障をきたした」 ・・として、米Microsoftを提訴した裁判です。
これに対し、裁判所は1万ドルの賠償金支払いを命令し、Microsoftも控訴はしない方針とのこと。
訴訟王国のアメリカです。 一度、そんな支払い命令の判例がでれば同様事例の提訴続出が予想されます。
よって、今回の通知画面の変更はその提訴封じのためのものではないかと予想されます。
Windows10へのアップグレードに関してちゃんと考えてみよう
無償アップグレード期間終了まで一ヶ月を切りました。
今までの強引なアップグレードへの誘導により嫌悪感を持った人は多いかと思います。
そして、 「悪評」 とまでは言いませんが、不具合の話も色々とWeb上に書かれています。
しかし、実際にある程度の期間Windows10を使った人から、「ソフトがWindows10対応となっていないものは除いて、OSとしては割りと良い出来だ」 という声が上がっているのも事実。
また、無償期間の間に一度でもWindows10へアップグレードしておけば、元に戻してWindows 7/8.1を利用していても条件さえ揃えば、来年にでもWindows10へアップグレードすることが可能です。
※参考記事
Windows10をクリーンインストールするときのプロダクトキーは何を使うの?
いづれにしても、ネット上の評判だけに惑わされず、ご自分の使い勝手をモノサシにして考えてみたほうが無難ですよ。
もし、不具合っぽい挙動が発生しても、対策や修復方法もまたネット上に溢れています。
実際、このサイトもそんなサイトですし(笑)ぜひ、ブックマークしておいてくださいね。
来年くらいに 「あの時に、アップグレードしておけば良かった!」、 「なんで、もっと強引にアップグレードを勧めて来なかったんだ!」・・など自己中思考を巡らさないためにも、ちゃんと考えてみてくださいね。
注)だって、買うと高いですもん・・・Windows10。
参考までに見てみます?(苦笑) ソフマップ楽天店に飛ぶだけなので、値段だけ見て帰ってきてくださいね。
上が家庭用で、下がビジネス用です。
併せて読みたいWindows10トラブルの解決集
色んなトラブル解決手法や設定方法をまとめています。
この際せっかくなので、不具合あるなら直してお帰り下さいませ。