実質0円と一括0円ってどちらがお得?新料金プランまとめ!
2018/09/09
スマホの契約形態の中に「実質0円」と、表記していたのをご存知でしょうか?
データ通信量の増加とともに年々上がっていた携帯電話の通信料を政府主導で下げさせるニュースが飛び交いました。
そしてついに大手3キャリアはこの「実質0円」の契約を廃止。
廃止されるとはいえ、この「実質0円」がどういったものなのか、今だからこそ詳しく知っておきたくはないですか?
そこで、今回は改めて「実質0円」とはどのようなものだったのか、そして今月発表された新料金プランについてみていきましょう。
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「実質0円」のカラクリ
スマホおよびタブレットのセルラーモデルの販売では、「実質0円」 を行っていました。
「実質0円」とは、契約期間である2年間使うことで、端末価格と2年間の割引金額が同じになり、相殺によって0円、つまりタダになるという仕組みです。
このため、この契約期間内で端末の機種変更や解約を行ってしまうと、その期間分の割引しか行われず、違約金とともに機種料金まで支払う必要が出てくるのです。
解約などによって指定プランから外れてしまったタイミングにもよりますが、最悪の場合は本体代金の定価と同等の金額を支払うということもありえてしまいます。
格安店で見かける「一括0円」とは?
格安店で「一括0円」の表示を見かけたことはありませんか。
この表記、実は前述の「実質0円」とは同じ0円でもその内容に大きな違いがあります。
「実質0円」では相殺可能になるほどの割引が適用される一方で、「一括0円」 は機種ごとに割引幅が異なります。
その上、「一括0円」 は本体代金を最初から払わないという点も大きな特徴。
相殺するという意味で、本体料金をとりあえず支払う必要がある 「実質0円」 とは明確な違いとしてみていただけるのではないでしょうか。
また加入後の短期間で解約した場合、「実質0円」は本体代金を負担しますが、「一括0円」 では本体代金をそもそも払わない契約なので、短期であっても基本的には0円のまま。
新料金プランに関して
昨年、「実質0円」のプランに対して、日本政府から廃止と携帯料金の値下げの指示が出されました。
そして、新製品の発表とともに新料金プランについて、大手3キャリアが発表を行いました。
ドコモでは、 「ライトユーザー向けの料金プランを提供する」 という要請に応える形で、「シェアパック」 をバリエーションに追加。
高速データ通信量を5GBでシェアする代わりに、料金を月6500円に値下げしたプランをスタート。
KDDIは 「データ定額1(1GB)」 を始め、ソフトバンクでは通信容量のプレゼントを学割につけるといった形にしています。
「実質0円」の仕組みは、ユーザーが購入当初に高額の端末代を支払うことなく、すぐに使えるように始めたサービス。
今後、この仕組みを廃止していく流れの中で、携帯端末の料金については注視していきたいところ。
長く付き合っていくからこそ適切でお得な料金プランを選択し、快適なスマホ生活をしていきたいですね。